いつも通り帰宅してPCの電源を入れ、そのままデスクトップ画面で放置していたらプツッとPCの電源が落ちた。
「え?なにこれ怖い。」
再度電源を入れると黒い画面に白のウィンドウで「CPU over temperature error」が出た。
調べるとそのままの通り、CPUが高温になっているためエラーが出ているらしい。BIOSの設定から警告が出ないようにすれば通常通り起動できるとあったので、試してみましたがどうにもすぐに落ちるし、なにか原因があるのだとしたらこれ以上起動し続けるのも故障の原因になりかねない。このままではゲームもできない!やっべーぞこれ!
困ったのでとりあえず原因を探ってみる。
まず確認すること
原因によって解決方法が異なるので、まず起動してBIOSを開いて
- ファンが動作しているか
- CPU温度
この2点を確認。
確認したら下の項目をチェックしていきましょう。
PC内部のホコリ
ある程度長期間に渡ってPCを使い続けていて、尚且つ内部の掃除を怠っている場合は中のホコリがものすごいことになっているはずです。CPUが高温になる原因の一つとして、CPUクーラーのファンにホコリが溜まりすぎていて上手く放熱できていないことがあります。
「そういえば掃除してないな」って人はホコリを取ってあげると直る可能性がありますが、ホコリが原因でエラーが出るのは相当溜まってるかもしれない。
PCの掃除方法
エアダスターでホコリを飛ばして、広いところは帯電防止ブラシで、細かい部分は工業用の綿棒で取り除いてあげればOKです。いずれもAmazonで買えます。あと掃除機も用意しておきましょう。
自分はエレコムの帯電防止ブラシを買いました。回転させると細い部分が出てくるので両方使えて便利ですが、使ってるうちに戻ったりします。たまにしか使わないのでまあいいです。
エアダスターは数本用意しましょう。中身はガスなので1本使い続けると中身が冷えて使えなくなります。最低3本用意して切り替えて使うほうがいいです。
CPUクーラーのグリスが劣化
CPUクーラーを取り付ける際にグリスを塗りますが、このグリスが劣化しているとCPU over temperature errorのエラーが出る場合があります。一度CPUクーラーを外して接続面を見てみましょう。3年以上使っているなら塗り直してもいいかもしれないです。
グリスの交換は面倒ですが、一度CPUクーラーを外して古いグリスをティッシュなどでふき取って、新しいグリスを塗って再度取り付けます。CPUクーラーの交換をする場合は、新しいクーラーにグリスが付いていますが、今後のためにグリスを予備で1本用意しておいてもいいかもしれない。
CPUクーラーの故障
CPUクーラーが故障していて動いていない場合、CPU over temperature errorのエラーが出ます。
ファンが動いているか?
マザーボードからファンの動作を確認。正常に接続されているのにファンが動いていない場合はCPUクーラーの故障が考えられます。簡易水冷の場合はPumpの項目をチェック。
マザーボードの問題
BIOS上でCPU温度が通常値なのに CPU over temperature errorのエラーが出る場合はマザーボードが故障しているかもしれません。
最後に
今回エラーが出た原因は掃除した時に接続不良を起こしていて簡易水冷が機能していなかっただけでしたが、 数週間前から「カラカラ…」という音が鳴っていて、ファンに異常がないか調べましたが特になにもなかったんですよね。
クーラーの寿命が近いかもしれないので、とりあえずCPUクーラーの交換を行った結果、異音はなくなったのでCPUクーラーがおかしかったのかもしれないです。CPUはRyzen7 3700Xを使ってますが、アイドル時のCPU温度は10℃程下がったので交換して正解でした。
CPU over temperature errorが出る原因は
- PC内部のホコリ
- CPUクーラーの故障
- グリスの劣化
- マザーボードの故障
- CPUクーラーの接続不良
です。エラーが出たときは焦らずに一つ一つチェックして原因を調べましょう。
今回買ったCPUクーラー
自分はケースサイズの関係でファン1個のタイプを買いましたが、付けられるなら2個タイプのほうがいいかも。

すごく・・・ピンクです・・・。